シネマメモその2

E.T. Extra-Terrestrial』を観てきました。この映画はあたしにとってちょっと特別 。と、言うのもこれはあたしが生まれて初めて観た映画だから。まあその前に東映まんが祭とかテレビでダーティーハリーを観たりはしたことあっても、まともな映画を、スクリーンで。ダーティーハリーをテレビで観たのは多分小学校に入る前だと思うけど、あたしは母親に「どーしてこんなに恐ろしいものを観るんだよう、キチガイ。」と思った記憶がありまして、未だにそれがトラウマとなって ダーティーハリー観た事ありません。どんな話か知らないくせに ダーティーハリー=恐ろしい血祭りとパブロフ並みに直結してしまってます。
E.T.も怖かったね。特にNASAが。もう足がガクガクしたもんね。

テレビ(ビデオ、DVD含)で映画を観る事は、あたしにとってはやっぱり「テレビ」を観てるのであって映画を観たうちに入らないのです。
「最近映画ばっかり観てるよー」とか「趣味は映画鑑賞です」とか言うのに いちいち「そりゃWOWOWだろ」とか「趣味はレンタルビデオ鑑賞やんけ」とか言うとうっとおしい奴だと思われるので言いませんが、思ってます。やっぱりテレビはどんなでかいのを買おうがどんな音響を整えようと、ホームシネマシアターでも作らない限り隣でおかんが電話し始めたり、おにいが弁当をチンしたり、猫が大喧嘩始めたりします。そりゃーオメーんちだけだろと言われると困りますが、やっぱり電話くらいはかかってくるし、デッキの時計とか観て、あ、あと15分くらいで終わりだ、とか思ったりしちゃう。

と思い始めたのはついここ1、2年で、安値で音響、座席設備のいい並ばなくていい劇場で月に何本も映画を観るようになってから。1年に2、3回東京の映画館で映画を見ると、まず並ばせるのにうんざりするし、座席の段差が低いからスクリーンが全部見えないし、なによりも音響が悪すぎます。同じアカデミー賞音響賞の『BLACK HAWK DOWN』を観ても、迫力が全然違うと思います。実際あたしは『ムーランルージュ!』をアメリカと日本とで2回観たけど、音が悪くて日本で観たのは全然よろしくなかった。だいたい音がちっちゃいんだよ!と、ちょっと怒ってみる。
そんで1800円払うと思うと映画選びも真剣になっちゃって(あたしは、ね)、うーじゃあ今から時間の合う映画でも適当に観よっか、って感じになかなかなりません。それにレンタルは結構安いし、テレビの質も結構いい。おかんの電話と猫の喧嘩はやっぱり邪魔だけれども。

だから何だと言われるとクィーんとなっちゃうけど、とにかくあたしの薄い映画ライフは20年前、このE.T.で始まったのでした。東映まんが祭くらいは観たかもしれないけれども(しつこい)。

ちなみに、あたしが生まれて初めて観た舞台は『ぶんぶく茶釜』でした。これも狸が茶釜になるっつー背筋の凍るミステリー・ホラーだったので恐ろしかった記憶が。しかも茶釜の狸が劇場出たところで握手してくれたかも。
そして生まれて初めて観たまともな舞台はエヴィータだかサウンドオブミュージックだかだったんだけど、そっちも、エヴィータはしょっぱなから葬式で始まるは(その後爆睡)、サウンドオブミュージックはナチに囲まれるわで、もうエンターテイメントと言うのは恐怖ですね。

 

どうしてあたしはこんなに怖がりなんだろう?それにしても。

 

(24_MARCH_2002)

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